さて、どうする?

二児の父が考えた子育て方針の備忘録。父親目線で育児について気づいた事を書いてます。

賢い買い物のしかたとは?

どうやったらモノを賢く購入できるか。ということを最近考えています。


「賢く購入=安く手に入れる」という意味ではありません。
モノを購入することを通じて、どうやったら世間に貢献出来るか。みたいなことです。
まあ、そんな大それた話ではなく、実に個人的なスケールの小さな話ですが。


例えば、欲しい家電があったとします。

まずは価格コムで最安値を見つけ、念のためにアマゾンやヨドバシドットコムでも価格を調べる。もちろん送料やポイントなども考慮して、最も安い店を選んで商品を買います。

欲しいものが安く買えるのは嬉しいものですが、なんとなく心に引っかかるものがあります。この安さの裏で何が犠牲になっているのだろうかと…

少し考えたところ、思いついたのは以下の事です。

 

・商品を大量に捌く事で利益を確保していることは理解しているが、業界全体としては利益を損なっているのではないか?
・価格一辺倒になってしまうと、他の大切なこと、例えば品質やコンプライアンスが軽視されてしまうのではないか。その結果、不正をして利益を出す業者が強くなってしまうのではないか?
・力の強いメーカー、販売者に人気が集中しすぎ、一強多弱のような不健全な環境になってしまうのではないか。(つまりアマゾン)

別に自分の力で業界を育てるとか、利益をもたらしたい、なんて殊勝なことは思ってません。
しかし、非力ながらも自分にできることは何だろうか?と考えました。

 

数日かけて考えて思いついたのが、モノを買う時に少しだけ

「敬いの心」

を込める。ということです。 

 

はあ?何のこっちゃ?ですが、具体的には、

・これと決めた商品を意識的に買い支える。
安い競合製品が出ても安易に乗り換えない。
(メーカ、商品への敬い)

・大型店の方が安いとしても、たまには近所の小型店舗で買ってみる。(地域への敬い)
アマゾンや価格コムだけではなく、近くの電気屋で買うとか。

・店員さんと話して、薦められた商品を買ってみる。(店員さんへの敬い)
私は自分で選ばないと気がすまない性格なので、今までは店員さんが寄ってくると「ウザいなあ」と思うばかりでした。
しかし、お客さんの役に立とうとしている人に対してその思いは失礼でした。

 

これらの事を実践するためには、まずは自分が生産者や販売店、商品に対する考えを深めないといけないと思いました。利益しか求めてない会社からよりも、健全でお客さんのために頑張っている人たちに貢献したいですからね。

 

多少高い値段で買うことになったとしても、「他に安い店があった!損した!」と思うより「ほんの少しだけ貢献するから、今後も良い商品作ってね!」と応援する気持ちがある方が、なんだか気持ちよく買い物出来ると思いませんか?

 

サザエさん」の磯野家と三河屋の関係が素敵だなあ。と思っています。
酒や調味料が切れた頃合いを見計らってサブちゃんが「ちわ〜、三河屋です!」とやってくる。
きっと値段は定価そのままだろうし、選べる種類も少ないでしょう。しかし、そこにあるのは買い手と売り手の信頼関係です。
人を無条件で信頼出来ると言うのは、とても楽なものです。「この人は利益の為に高く売りつけようとしてるのでは?」などと考えると、とてもストレスになります。それが無くなることを考慮すると多少値段が高くても良いのでは?と思います。

 

うーん、なんか書いてる事が年寄り臭いかも。懐古主義的な?

今までどちらかと言えば私はコスパ至上主義でしたが、今では全く逆の価値観を持ち始めています。

歳をとるということはとても面白い事ですね。

 

このエントリを書くのに一週間くらい考え、何度も何度も書き直してしまいました。思考を文字にまとめるのは難しい…

 

おしまい。