さて、どうする?

二児の父が考えた子育て方針の備忘録。父親目線で育児について気づいた事を書いてます。

マタニティマークをつけて頂けると男性としてもありがたいが、女性視点ではそうでもないらしい件

妊娠っぽい女性にどうやって席を譲るか

先日、電車で座ってスマホを凝視していたのですが、車内がそこそこ混み合ってきて、自分の前にも吊革に掴まる人がいる状態に。

視線はスマホを向いていたので、何となく女性が立っているな、と気配を感じる程度の認識でした。
しばらくして、ふと視線を上に向けるとその女性、お腹が出ている気がします。妊婦さん!?いや、でもそこまでの膨らみでも無い気もする。それに、失礼ながらそこそこお年を召しているご様子。ただ、妊娠が絶対にあり得ないというほどの年齢でもない。
マタニティマークのワッペンは付けていませんでした。

正直、席を譲るかどうか悩みました。
席を譲るという行為は高齢、妊娠、障害、ケガなどの理由がない限りは、逆に失礼に受け止められる可能性があります。
失礼とまではいかなくても、確実に相手からは「?」な顔をされる事でしょうし、周囲からも「なにやってんだアイツ」的な視線を送られる事でしょう。シャイな自分としては御免被る事態です。

結局、どうしたかと言うと、次の駅に着いた時点で降りるフリをして無言で隣の車両に移りました。
妊婦っぽい女性は無事に着席されたことも確認出来ました。誰からも感謝はされませんが、誰も傷付かずに済んでひとまず良かった。

 

でも、もしマタニティマークのワッペンを付けていればこんなまどろっこしいマネをしなくても済むのに、と心から思いました。

 

マタニティマークに対する抵抗感

さて、そのマタニティマークですが、どうもそんなに簡単な事では無いらしいです。

マタニティマークを付けていると逆に狙われる可能性がある。(マジで!?)
・席を譲れと強要しているように感じ、ストレスが溜まる。また、相手にもそのように受け取られる可能性があり、トラブルになる危険性がある。

いや、世も末ですな。
次世代の命を育む妊婦さんに対して、攻撃する輩がいるとは、どんだけ世紀末国家なんだよ、日本?

このような輩がいたとしても極々僅かで、実際に出会う可能性は低いとは思いますが、ググってみると
マタニティマーク 嫌がらせ」
でサジェストしてくるので、実際にあるかどうかは別としても嫌がらせを受ける可能性を気にする人は多そうです。
こんな状況では警戒してワッペンを付けない妊婦さんがいるのも理解できます。妊娠しているという事だけでもナーバスになるのに、余計なストレスは増やしたくないですからね。文字通り自分だけの体じゃないし。

私の妻は2回妊娠しましたが、2回ともマタニティマークを付けていました。一緒に電車に乗ると結構高い確率で席を譲られており、人の温かさを感じたものです。感覚的には高校〜大学生くらいの女の子から譲られる事が多かったように感じます。
マタニティマークのために嫌な目にあったとは聞いていません(私に話されて無いだけかも知れないが)。

なのでマタニティマークは付けるべきで、付けて損は無いという認識でしたが、今では本人の負担にならないように選べば良いという認識に変わりました。

 

なので、これからも妊婦っぽい女性を見かけたら積極的に降りるフリをして車両を移動したいと思います(笑)