褒めるも叱るもタイミングが大事
私の経験に基づくただの自論なのですが、小さい子供を褒めたり叱ったりする際にはタイミングが大事だなぁ、と最近考えています。ここでいう「小さい子供」とは大体3歳くらいまでの想定です。
子供が何か良いまたは悪いことをした場合、その場で間を空けずにすぐに褒めるor叱ります。そして、その場限りでスパッと終わらせる。過ぎた事をしつこく褒めたり叱り続けないようにしています。たとえ子供が理解してないとしても、理解出来るまで延々と理由を説明したりはしません。無理にごめんなさいと言わせる事も無いです。
3歳頃だとまだ因果関係が理解出来ないようです。もしかしたら他のご家庭では異なるかもしれませんが、少なくとも我が家の長女はそうです。
我が家でも大変参考にしているNHKの「すくすく子育て」によると、因果関係や事の経過が理解出来るのは5歳頃からとのことです。リンクを貼りますが、0歳から5歳までの年齢別の上手な叱り方が記載されており、とても分かりやすいので是非ご参照下さい。
きちんと伝わる叱り方とは?~年齢別叱り方のポイント~ | 子育てに役立つ情報満載【すくコム】 | NHKエデュケーショナル
いつまでも過去の事をしつこく言われても、3歳程度の脳では一体何に対して言われているのか理解出来ません。特に叱られた場合は、子供の立場では理由もなく怒られているだけになるので最悪です。
たまに見かけるのですが、子供を叱る際に「ごめんなさいって言いなさい!」としつこく謝罪を強制する親がいます。子供は訳も分からずにひたすら号泣しているにも関わらずです。素直に謝れる子に育てるため、子供の為を思っての事と思いますが、これは悪手でしょう。
子供は何故怒られているのか理解出来てないのに、親からは「ごめんなさいしろ!」との強制ばかり。仮に謝ったとしても、それが一体何になるのか?理由もなく怒られたという恐怖感が身につくだけだと思います。子供が可哀想なのでやめたほうが宜しいかと。
叱るのはともかく、褒めるのは続けても良いんじゃないの?と思われるかも知れません。しかし、過去の行動を褒められても何を褒められているのか理解出来ないので「何故か知らないけど無償で褒められている」状態になります。子供にとっては居心地の良い状態と思いますが…
そうするとその状態を守るために次の行動が抑制されてしまうのではないか、と危惧しています。何か余計な事をすると逆に叱られる可能性がありますからね。保身に走って何もしない子に育つと困ります。
また、あまり過去を褒め過ぎると「じゃあ今はダメなの?」と間逆のメッセージとして受け取られるかも知れません。まあ3歳ではそこまで裏を読まないと思いますが…
実際、うちの娘に「あの時は偉かったねぇ」と言って過去(と言っても昨日とか)の事を褒めてナデナデしても全くピンと来ていないようです。ただなんの理由もなく褒められているだけに見えたので、褒めすぎも危険だなと思った次第です。
なお、4歳以上の子育ては私には未知の領域ですが、因果関係や時間軸を理解出来る年齢になると話が変わってきます。行動の良し悪しについて理屈で理解出来るようになると、過去を振り返っての反省が可能になり、褒められる事が自信になるでしょう。そうなる事が今から楽しみです。
まとめ
・褒めるも叱るもその場ですぐにズバッと!
・そしてスパッと止める。いつまでも引きずらない。
・ごめんなさいを引き出す必要は無し。