さて、どうする?

二児の父が考えた子育て方針の備忘録。父親目線で育児について気づいた事を書いてます。

他愛もないコラム(その4)

テレビのCMで流れている「仕事がデキル人」のイメージが古すぎると思う。栄養ドリンクとか薬のCMで良く見られます。

「有能な上司が、手をまるで千手観音像のように残像を残して高速で動かし、机に高く積まれた大量の書類を処理する。そしてそれに惚れ込む女性社員。」的なヤツです。

 

こういうの。

 ハウス メガシャキ - YouTube

 

ほとんどの視聴者は苦笑しているのではないでしょうか?今だにそのイメージなのかと。

 

何故、このようなCMが存在するのか?時代の流れに敏感な(でなきゃいけない)CMプランナーがそんなイメージを持っているとは思えません。

発注側の担当者の受けを狙った?確かに商品の効果を表すイメージ映像としては派手でわかりやすいです。「わかりやすさ」というのはCMでは何よりも重要なのではないかと想像します。たとえウソ、大げさ、紛らわしい、そんなCMになったとしても!!

 このようなあまりにも時代遅れなCMばかりだと進歩が無いですよね。単に今までの慣習に従っただけというか…いわゆる「安全パイ」に乗っかっただけ。に見えます。

 

同じようなパターンとしては、

  • 妻が夫に対して皮肉めいた悪口を言い、主婦層の共感を誘うCM
  • 誰もしないような馬鹿っぽいミスをして「てへっ(≧∇≦)」的な笑いをとるCM
  • 最後に「いまなら〇〇貰えるッ!」って言うCM(今だけっぽく言うが、本当はいつでも貰える)

などがあります。

 

見るたびに「またこのパターンか…」と思ってしまいます。

これらの様なCMを見ると「ああ、製作者は慣習に負けたんだな」と思えて、なんだそのCMが墓標のように見えて悲しくなるのは私だけでしょうか。

はい。私だけですね。自分でも意地が悪いと思います。

 

まあ、CMの役割としては商品を広く知らしめるためであって、決して前衛的な作品を作ることでは無いですからね。

「安くて分かりやすいCM」というのは、発注者にも説明しやすく、作りやすいのでしょう。作りたいものかは別として。それは理解できます。私もサラリーマンですから。

 

そういう意味ではペプシの桃太郎のCMは、良くGOが出たなと思います。

ペプシストロング5.0GV 『桃太郎を助けよう!』篇 15秒 | #いざ鬼ヶ島 | 小栗旬 野村周平 サントリー CM - YouTube

このCM、今のところ割と意味不明ですよね。また俳優やCGも豪華で金がかかっていそうです。「高くて分かりにくい」という、安全パイとは対極の内容ですね。

どう着地するのか期待したいです。普段は全く飲まないペプシですが、製作者の応援のために買おうかなと思いました。